切り花が自然な状態で発達できるように、水やフラワーフードの吸収のために茎を切り戻すことは重要です。しかし、茎を切ることは、切り花を感染させる恐れがあります。切れ味の悪い刃物による傷は、バケツや花瓶の生け水にいる微生物の爆発的な増殖につながります。そのため、茎をきれいに切るほど、切り花にとって良いのです。

おすすめ:

乾燥した葉は煎じて健康茶にされたり、エキスを健康食品として市販されているクマザサ。七夕のササの日持ちを試験した後、今回はどうかクマザサの日持ちも伸ばすことができないかと調べました。

ユリなど、おしべの先端に花粉がついている花は衣服に花粉の汚れがつきやすいです。花粉の汚れがつくのを防ぐ簡単な方法は、おしべの先端にある葯を取り除いてしまうことです。つぼみが開花したら葯を繰り返し取り除きましょう。

その他の対処法

• 手でこすらないでください。人肌に含まれる皮脂によって繊維に花粉がより付着しやすくなります。花粉は乾いた状態に保ち、柔らかいブラシで花粉を除去しましょう。
• 花粉に粘着テープを貼ると、粘着テープに花粉が付着して、衣服から取り除くことができます。
• 衣服に付いた花粉を掃除機で吸い取ることもできます。
• 花粉がなかなか取り除けない場合は、衣服を日なたに干しましょう。花粉が乾き、上記のいずれかの方法で花粉を除去できます。

クリザールは国際規格に準拠して業務を進めており、世界中の生産拠点で同じ国際規格に準拠しているサプライヤーの皆様と協力関係を構築することを希望しています。

鉢物の生長と観賞期間は、環境やその他の要因と密接な関係にあり、品目や品種によって異なります。適切な管理がされないと、ご家庭での日持ちが短くなります。収穫後の処理剤は、遺伝的な潜在能力に作用する力はなく、またそのように考案されてはいません。

直射日光と高温は、できる限り避けた方が良いです。鉢物の生長に必要な光合成には光と温度が必要なので、矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、鉢物の最適な生長のためには、温度、光、湿度のバランスが大切です。直射日光と高温にさらされている鉢物は、高い湿度も必要ですが、室内の環境は、多くの場合湿度が足りません。これにより、光合成は急速に低下するか、もしくは停止します。そして、直射日光による極端な高温によって葉焼けが発生したり、花や蕾の老化が進み、葉や花が落下します。

花が産地からご家庭まで旅をする間に、風が問題になる場合があります。花が風にあたると、花が吸収する分以上の水分を蒸発して花が萎れてしまいます。葉の下側にある気孔は水分と熱を排出するだけではなく、周囲の空気と二酸化炭素と窒素の交換をしています。空気の流れが少なければ、葉の周りに形成されている空気の層が過度の蒸発和らげます。しかし、風によって空気の流れが激しくなると、葉からの蒸散を和らげていた空気の層が消失し、花が吸収できる以上の水分を蒸発して萎れてしまいます。

おすすめ:

• ドアと窓はできるだけ閉めておきましょう。
• 輸送中のダメージや葉からの蒸発を防ぐため、切り花を適切に梱包しましょう。
• 開け放したドアや窓、扇風機、ヒーター、エアコンの近くなど直接風が当たる場所には切り花を置かないようにしましょう。